来春入学児ランドセルについて山形新聞に掲載されました
ランドセルの人気カラーや購入時期について取材していただきました
2026年度ご入学の方向けのラン活に関して、山形新聞さまに取材していただきました。
令和7年3月19日 山形新聞
来春入学児向け県内ランドセル商戦スタート
多様な好み応えたい
2026年春入学向けのランドセル商戦が県内で既に始まっている。
1年以上前の2~3月に動き出すこだわり派に応えるため販売側は準備し、多様性の時代に合わせカラーバリエーションは増加。原材料費高騰が続く中、機能性や軽さを売りにするなど各社が工夫を凝らす。近年はランドセル以外の通学かばんも使われてきている。
販売側 色、機能、軽さアピール
カバンのフジタ(山形市)は130種類を扱う。人気色は黒をベースにしたものや薄い紫水色など。今回から男児向けデザインに赤を導入したり、軽い力で開閉できる留め具を取り入れたりして多様なニーズに対一応する。価格は6万~7万円が中心。背当てと肩ベルト裏に天然牛革を使用し、使うほど体になじむという。藤田宏次会長(73)は「好みが多様化する中で選んでもらえるよう努力していきたい」と話す。
日本鞄協会ランドセル工業会が全国の24年春入学児童の保護者を調査したところ、検討開始時期は前年4月が多いが、1~3月も若干増加している。購入は5月がピークで、金額の平均は5万9138円。前年比で増加したが、上昇幅は小さくなっているという。
本県など全国で出張店舗を設ける土屋鞄製造所(東京)は、本県では4月12日山形市の山形国際交流プラザで展示販売会を開く。ブランド計8種類を用意し、7万~8万円が多い。イオン東北(秋田市)は本県内の7店舗で26年度モデルを販売する。中心価格帯は6万円前後で、5~6月に注文が集中すると予想している。
アウトドア用品大手のモンベルは、軽さや機能性が売りのバックパック「わんパック」を販売してい
る。「ラン活」とは一線を画し通年で店頭に並び、在庫があればいつでも購入可能。3サイズで4色から選べて価格は1万6千円から。最小サイズは1キロを下回り、タブレット端末収納スペースなどを設ける。山形店では購入時期にピークなどはなく、年間で購入者がいるという。本県では村山市が新小学1年生に無料支給している。ただ指定かばんとはしておらず、ランドセルでの通学も可能だ。(大滝玲)