フジタのランドセルの紹介記事が山形新聞に掲載されました!

山形新聞2024年3月7日朝刊

ランドセル多彩 県内はや商戦

1年先見越し“こだわり派”に対応

 

1年先を見越した2025年春入学向けのランドセル商戦が県内で始まっている。インターネットで情報収集し「人気の色がなくなる前に」「じっくり時間をかけて決めたい」と、2〜3月中に動き出す“こだわり派”の保護者ニーズに応えるため、販売側も態勢を整えている。多様性の時代に合わせてカラーバリエーションを増やしたり、軽量化を図ったりしている。

 

ランドセルは6年間使える頑丈さや軽さに加え、デザインが重視され、進化を続けている。人気の色は早くなくなる傾向があり、口コミや交流サイト(SNS)などの情報を基に、早め早めに動く保護者が増えた。2〜3月に第1のピーク、ゴールデンウィークに第2、お盆に第3のピークが訪れる。

山形市の老舗かばん店「カバンのフジタ」は、2月中旬から来春向けの予約受け付けを始めた。同市の山形十日町本店に昨年、常設のランドセル売り場を設けたことから、問い合わせも早まっている。5万円台後半〜10万円台のラインアップで、黒や青、パステル系が人気。今年新たに設けたグレイッシュパープルも注目を集めそうだという。

全モデルで背当てと肩ベルト裏に天然牛革を使っており、使うほど体になじむようになっている。物価高が続いているが、「素材や金具の早期手配に努め、価格は据え置いている」と藤田宏次社長(72)。