手間暇かけて作られる天然皮革のランドセルは、お子さまに大切なことを教えてくれます。
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ランドセルの価格帯は幅広いので、驚かれる方もいらっしゃるかもしれません!
ランドセルの値段は幅広く、デパートやかばん屋さんに行った際に驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。
比較的安価なものもあれば、驚くくらい高価なものまであるランドセル。
「高いランドセルは何が違うの?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は値段が高いランドセルについてお話ししたいと思います。
人工皮革と天然皮革の価格の違い、ご紹介いたします!
ランドセルの値段は様々な要素から決まりますが、もちろん革の種類もその一つ。
一般的に、人工皮革のランドセルより天然皮革のランドセルの方が高価になっています。
大量生産ができる人工皮革と希少性のある天然皮革
ランドセルに使われている人工皮革の中にクラリーノという素材があります。
実はクラリーノは石油からできているため大量生産が可能なのです。
そのため、人工皮革の方が一般的には安いと言われています。
反対に天然皮革は動物の革なので、大量生産ができません…。
特にコードバンは希少性が高く、馬のおしりからランドセルのかぶせ2枚分の革しか採れないのです。
ですからその分、値段も高くなっています。
加工に手間がかかる天然皮革
また、天然皮革のランドセルが高いのは、加工に手間がかかるということも理由の一つです。
天然皮革をランドセルにする場合、まずは革の状態を確認して、職人が型入れという作業をする必要があります。
天然皮革というのは動物の革なので、傷跡やシワが残っています。
また、革の場所によっては伸びやすい部位、伸びにくい部位があります。
ですから、職人が革の状態をチェックしながら、ランドセルの部位ごとに切り分けていく作業が必要なのです。
人工皮革の場合はそのような手間がかかりませんよね!
「カバンのフジタ スペシャリティランドセル」に使われているクラリーノは、1枚の大きな革を5枚まとめてパーツごとに切り分けることができます。
ですからその分、安価なのです。
天然皮革はお金では買えない価値をお子さまに与えられます。
天然皮革のランドセルと人工皮革のランドセル、手間暇や素材の価格による違いはもちろんあるのですが、
天然皮革はお金では買えない”価値”をお子さまに与えることができるのです。
物を大切にする心を育む天然皮革
ランドセルはお子さまにとって初めての革製品である場合がほとんどだと思います!
天然皮革のカバンや靴を使われている親御さんもいらっしゃると思いますが、
天然皮革の製品というのはお手入れにも手間がかかりますし、水分や汚れに弱いという欠点もありますよね。
それでもやっぱり質が良いのが天然皮革。
雨のシミや傷が付いても、傷跡がだんだん薄くなっていって革に馴染んでいきます。
そしてその跡が、ランドセルの味になっていくのです。
天然皮革は雨や汚れに弱く、一時的に傷やシミが付いてしまうことがありますが、長い目で見れば短所さえもかっこよくしてしまう強い素材なのです!
また、天然皮革には、革を育てる楽しみがあります。
きちんとお手入れしていれば、天然皮革は応えてくれるもの。
外国には、子どもにヌメ革を与えて「一生ものだから大切にしなさい。」と教えて磨かせる国もあるそうです。
天然皮革というのは、物を大切にする心、物を丁寧に扱う心を育ててくれます。
革の良さを一番最初に体験できるのが、天然皮革のランドセルです。
ランドセルであれば、お子さまの生活にうまく取り入れられますよね。
「カバンのフジタ スペシャリティランドセル」に使われている牛革やコードバンは、特別なお手入れは必要ありませんが、
雨に濡れたときや汚れがついてしまったときにはサッと拭く程度のお手入れは必要になります。
天然皮革のランドセルをご購入された方は、是非雨の日は一緒にランドセルのお手入れをしてみてくださいね。
天然皮革は命の大切さをお子さまに教えてくれます。
天然皮革のランドセルは牛や馬の革が使われています。
ランドセルに使われている革というのは、元々食用肉として加工されている動物の革です。
食用としていただいた命を余すことなく使い切れるように、皮膚の部分は革に生まれ変わらせて使用しているのです。
ランドセルの形になると、元々牛や馬の革だったということを感じにくくなってしまいますが、ランドセルの革も大事な命の一部。
天然皮革のランドセルは、お子さまに命の大切さを教えてくれます。
天然皮革のランドセルを使わせる際には、元々は動物の革であったことを是非お子さまに教えてあげてほしいと思います。
命の一部を使っていると思うことも物を大切にする心につながっていくはずです!
今回は人工皮革と天然皮革の価格の違いと、
天然皮革がお子さまに与える価値についてご紹介いたしました。
次回の「高いランドセルは何年経っても素材独自の美しさを保ちます。」では、
高価なランドセルの違いを経年変化の面からご紹介していきます!
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