ランドセルを使う子どもたち一人ひとりに寄り添う NICE&COZYユニット

フジタのランドセルづくりの
経験と知恵から生まれた
ランドセルを使う子どもたち
一人ひとりに寄り添う NICEナイスCOZYコージーユニット

小学校生活の6年間は、心も体も大きく成長する大切な時期。

その成長を家族と一緒に見守り寄り添うのがランドセルの役目だと思い、長年ランドセルを作り続けています。子どもたち一人ひとりに寄り添うランドセルを届けるためにデザインも素材も改良に改良を重ねてきました。

ランドセルを作り続けて60年以上。フジタのランドセルづくりの経験と知恵から生まれたのが、ランドセルを使う子どもたち一人ひとりに寄り添う『NICE(ナイス) & COZY(コージー)ユニット』です。

  1. 誕生から100年経ってもランドセルはまだまだ進化中!
  2. からだにフィットする2種類の肩ベルト
  3. フジタが“立ち上がらない肩ベルト”を採用する理由
  4. “立ち上がらない肩ベルト”でも体にしっかりフィットする5つのこだわり
  5. 子どものからだ全体にフィットするランドセルを目指して
  6. 一人ひとりに寄り添うフジタの NICE & COZY ユニット
  7. 一人ひとりに寄り添うランドセルを作っています

誕生から100年経ってもランドセルはまだまだ進化中!

小学生があたりまえに背負って登校しているランドセル。
近年では、デザインも色もいろいろな種類があります。

小学校に入学する時には、かならずランドセルを用意するもの。

日本では信じて疑わない親御さんがほとんどですが『ランドセルの歴史』について考えたことはありましたか?

現在の箱型ランドセルの誕生は明治時代にさかのぼります。時の総理大臣 伊藤博文が、学習院に入学する大正天皇のために献上したカバンが現代のランドセルの源流となりました。今でもヘリのある従来型のランドセルを「学習院型」と呼ぶのはこのためです。

小学生の男の子と女の子

以来、小学生の通学カバンとして定着してきたランドセルは、様々な進化を遂げて現代のようにバリエーション豊かになりました。

丈夫で軽い人工皮革(クラリーノ)の登場、希少な馬の革であるコードバンなどの高級志向の高まり。デザインやカラーの多様化、そしてより背負いやすい仕様の追求とランドセルはまだまだ進化の途中です。

100年近く大きくデザインを変えてこなかったランドセルに、大きな変化が2つありました。

ひとつは、100年以上続いた「学習院型」から「キューブ型」の普及。

  • A4フラットファイル対応【学習院型】

    学習院型ランドセル
  • A4フラットファイル対応【キューブ型】

    キューブ型ランドセル

伊藤博文が献上したカバンが基本となった「学習院型」のランドセルは、本体と背あてを外側から縫い合わせています。そのため縫いシロの部分がヘリとなって出っ張って残ります。大正から平成20年頃まではこの「学習院型」がランドセルの主流でした。

一方の「キューブ型」は特殊なミシンを使い、本体と背あてを内側から縫い合わせています。外観は出っ張りがなくスッキリコンパクトに、容量も確保できるようになりました。コロンとしたかわいい見た目と大容量が受けて「キューブ型」のランドセルは人気商品になりました。

2011年には学習指導要領が改定され、いわゆる“ゆとり教育”の見直しにより小学校の事業時間と教科書のページ数が増加。体育着や給食着などの従来の荷物にくわえ、熱中症対策の水筒など小学生の荷物の増加に対応するため、フジタでは2012年から全てのランドセルを「キューブ型」に変えました。

そしてもうひとつが、肩ベルトを最初から“立ち上げた”状態にする立ち上がり肩ベルトの登場です。

  • 立ち上がり肩ベルト

    立ち上がり肩ベルトのランドセル
  • 立ち上がらない肩ベルト

    立ち上がらない肩ベルトのランドセル

従来の肩ベルトは付け根(背カン)から下に向かってぶらさがる形でランドセル本体に取り付けられていました。

下に向かわず、上に向かって肩ベルトを取り付けるのが「立ち上がり肩ベルト」です。現代では約8割のランドセルが「立ち上がり肩ベルト」を採用しているといわれています。

「キューブ型」ランドセルと『立ち上がり肩ベルト』の登場は100年以上姿を変えずに続いてきたランドセルの歴史の中でも大きなターニングポイントです。

からだにフィットする2種類の肩ベルト

ヒトの体に直線はありません。特に幼い子どもの体は丸みがあります。もちろん肩も。

子どもの肩は細く、厚みがないので“より体にフィットさせる”ためにランドセルの肩ベルトを最初から立ち上げた『立ち上がり肩ベルト』が登場しました。

『立ち上がり肩ベルト』のランドセルがヒットし、追従するメーカーも多い中『立ち上がらない肩ベルト』のランドセルを作り続けるメーカーもあります。

デザインや色ばかり気を取られていると、「背負いやすいランドセル」を選べません。
デザインや色は本人さえ気に入っていればいいのですが、背負いにくいランドセルでは登下校が大変になってしまいます。
お子さまでは気が付かない部分だからこそ、大人の厳しい目で選んで欲しい。

ランドセルの使いやすさを左右する2種類の肩ベルトについて解説しましょう!

  • 立ち上がり肩ベルトの特徴

    立ち上がり肩ベルトのランドセル
    • 立ち上げるために、ベルトに芯材を入れたり、背カン(肩ベルトの取り付け金具)に立ち上げるパーツを使用する等がある
    • 背中とランドセルの間に隙間が開きにくい
    • だから軽く感じる
    • 立ち上がるため、肩ベルトがずれ落ちにくい
  • 立ち上がらない肩ベルトの特徴

    立ち上がらない肩ベルトのランドセル
    • 肩ベルトに芯材を使用していない
    • ベルトが肩だけでなく、からだ全体にフィットする
    • 一人ひとり違うお子さまの体型に馴染む
    • 肩ベルトの形状が背負い心地を左右する

それぞれ「子どもが背負いやすいか」と「子どもの成長についていけるか」がランドセルを選ぶポイントになってきます。

フジタが“立ち上がらない肩ベルト”を採用する理由

多くのメーカーが『立ち上がり肩ベルト』を採用する中、フジタはあえて「立ち上がらない肩ベルト」を採用し続けています。

ランドセルは一人ひとり体格も個性も違う子どもが使うものです。

体へのフィット感、背負いやすさ、耐久性。様々な角度から検討を重ねた結果、フジタでは「立ち上がらない肩ベルト」になりました。

「一人ひとりに寄り添うランドセルを作る」フジタが出した結論です。

“立ち上がらない肩ベルト”でも体にしっかりフィットする
5つのこだわり

  • 肩・胸・脇腹にフィットする
    「Xベルト」

    Xベルト

    肩ベルトの太さとカーブにご注目ください。直線ではなく、登山リュックや赤ちゃんのおんぶ紐のように、胸のあたりで交差するような形状になっています。

    子供の体は曲線。直線のベルトでは体にフィットしません。肩ベルトに大胆なカーブをつけることで、肩・胸・脇腹に沿ってぴったりフィットさせます。

    荷物の重さを肩だけではなく、胸・脇腹でも支えるので背負った時に「軽く感じる」その秘密は独特の「スーパーXベルト」にありました。

  • 体に馴染む
    「ふっくら天然牛革」を使用

    ふっくら天然牛革

    フジタでは天然素材のランドセルはもちろんクラリーノ(人工皮革)製のランドセルにも、背あてと肩ベルトには「ふっくら天然牛革」を使用しています。

    クラリーノに代表される人工皮革には軽くて丈夫、耐水性に優れた点があります。素材自体に元に戻ろうという復元力が強い特徴もランドセルの形を保つという点ではとてもよい点ですが、肩ベルトや背あての素材としては天然牛革が適しています。

    肩ベルトに「ふっくら天然牛革」を選ぶのは、体に触れる部分だから肌あたりのよい素材をというだけが理由ではありません。

    使い続けるうちに子ども一人ひとりの体格と、成長に合わせて馴染んでいくという特性が肩ベルトの素材として適しているからです。

    同じような体格の子たちがお互いのランドセルを交換してみると「しっくりしない!」と驚きます。

    「ふっくら天然牛革」の背あてと肩ベルトが気づかないうちに体になじみ、オーダーメード級のフィット感になるのです。

  • 左右独立して動く
    「フリフリ背カン」

    フリフリ背カン

    背カンが動くことで肩ベルトの可動域が広がるので、子どもがランドセルを背負いやすく、おろしやすくなります。また体の成長に合わせて背カンが広がることで肩ベルトと体のフィット感を高める役割もあります。

    フジタのランドセルの背カンは左右独立した動きを可能にした「フリフリ背カン」を採用。
    動きが連動する背カンよりも、それぞれ独立して動く方が子どもの体とランドセルの一体感が高まります。

    たとえば左手で兄弟と手を繋いでいても、横断歩道ではめいいっぱい右手を上げることも簡単です。子どもの動きを妨げないのが「フリフリ背カン」のよいとこです。

  • 肩ベルトは職人の手縫い

    職人が手縫いする肩ベルト

    ランドセル本体と肩ベルトのつなぎ目は、重さも動きも加わるのでとても負担が多いところ。実際に金具が外れたりといったトラブルは多いようです。

    しかしランドセル本体と肩ベルトが突然外れてしまったら、バランスを崩し転倒…ひいてはケガの原因にもなるおそれがあります。

    フジタではランドセルを背負う子どもの安全を第一に考え、大きな負荷にも耐えられるように職人がひとつずつ丁寧に手縫いで仕上げています。日本のものづくりの確かさがここに詰まっています。

  • 地球の引力に逆らわない
    下向きの肩ベルト

    下向きの肩ベルト

    フジタがあえて『立ち上がり肩ベルト』にしなかったのは、地球の引力も味方につけたかったから。ちょっと大げさかもしれませんが、けっこうマジメに考えてのことです。

    『下向き肩ベルト』は自然の力に逆らいません。地球の引力に従い、下に向かって力が加わることでベルトが自然に体に密着します。

    どのみち“重さ”は下に向かって引っ張られるのが自然の摂理。

    引力でランドセルと子どもの体の密着力を高める。

    ニュートンが発見したサイエンスな知恵も、フジタのランドセルには詰まっています。

だからフジタは
“立ち上がらない肩ベルト”を選ぶ

5つの確かな理由から、フジタでは『立ち上がらない肩ベルト』を選んでいます。

子どもの体は一人ひとり違う。

子どもの成長は予測できない。

長年ランドセルを作ってきたフジタは、ベルトの形と素材が一人ひとりフィットするランドセルを選びました。

子どものからだ全体にフィットするランドセルを目指して

約8割のランドセルメーカーが『立ち上がり肩ベルト』を採用する中、フジタではあえて「立ち上がらない肩ベルト」のランドセルを作り続けています。

思い出してください。

春には小学生に上がるお子さまがまだ赤ちゃんだった頃。

起きている赤ちゃんをおんぶしている時には軽く背負えていたのに、ぐっすり寝てしまったとたんに重くなるあの感じです。

赤ちゃんをおんぶするお母さん

起きている赤ちゃんはママやパパの背中に自分からぴったりとくっついてくれます。親子の体が密着する分、赤ちゃんの体重は分散されているので軽く感じます。

でも、赤ちゃんが眠ってしまうと力が抜けた体はおんぶしている背中からずり下がり、接している面積が少なくなるので急に重く感じてしまいます。密着度が下がると、重く感じて動きにくくなるのです。

ランドセルも同じです。

赤ちゃんとママのように、ランドセルと子どもの体がぴったりフィットしていれば「軽く・動きやすい」ランドセルになります。

フジタでは「子どもの体全体とフィットするランドセル」こそ、背負いやすいランドセルと考え様々な工夫をしています。

一人ひとりに寄り添うフジタの
NICE & COZY ユニット

小学校生活の6年間は、心も体も大きく成長する大切な時期。

その成長を家族と一緒に見守り寄り添うのがランドセルの役目だと思い、長年ランドセルを作り続けています。子どもたち一人ひとりに寄り添うランドセルを届けるためにデザインも素材も改良に改良を重ねてきました。

ランドセルを作り続けて60年以上。フジタのランドセルづくりの経験と知恵から生まれたのが、ランドセルを使う子どもたち一人ひとりに寄り添う『NICE & COZY ユニット』です。

これがフジタの
NICECOZYユニット

背負って感じる
NICECOZYユニット
のすごさ

売り場では教科書などの荷物の入っていない空のランドセルを背負います。

荷物を入れて初めて、ランドセルの背負い心地の差がわかります。

お子さまだけでなく、できれば一緒にいる大人にも恥ずかしがらずに体験して欲しいところ。パパやママが使っていた頃とくらべランドセルは大きく進化しています。

フィットするって言ってもねえ…「軽く感じる」はちょっと大げさじゃない?

そんな半信半疑な思いも、実際に背負ってみるといっきに変わるのがNICE & COZYユニットのすごさです。

「子どもの頃にランドセルを背負った感覚」というより「おんぶ紐で赤ちゃんを背負った」感覚と表現すると、きっとパパやママにも伝わると思います。

肩だけでなく、ベルトが胸・脇腹に沿って重さを分散している。背あての「フィットカット」のおかげで、背中と腰にもしっかり荷物を支えている。

肩の1点だけで荷物の重さを受けるのと、肩・胸・脇腹・腰・背中の5点で重さを分散するのでは全然違う体感です。

ランドセル本体の軽量化は、サイズや素材を工夫しても限界があります。

それなら「荷物の重さをきちんと分散できる構造のランドセル」なのかを、ランドセル選びの基準として考えてみてはいかがでしょう?
カバンのフジタのランドセルのすべてに「NICE & COZY ユニット」が仕組まれています。

「軽くて背負いやすい」ランドセルづくりを続けるフジタから、子どもを思うすべての親御さまたちへのご提案です。

一人ひとりに寄り添うランドセルを作っています

ランドセルを背負った子供達

フジタではこれまで、たくさんの子どもたちにランドセルを届けてきました。

ランドセルを選んでいる子どもは、どの子もキラキラとした笑顔が輝いています。

これから始まる、小学校生活に夢と希望がいっぱいです。
それを見守る親御さまやおじいちゃんもおばあちゃんもみんな笑顔です。

いつも抱っこしていた赤ちゃんの頃。
よちよち歩きをできるようになった頃。
たくさんのことに興味を持ち、いっぱいおしゃべりできるようになった頃。

たった6年間の間に、驚くほど成長しました。
そして、春には小学1年生です。

これからたくさんの楽しいことやワクワクしたことが待っている世界に飛び出していきます。

新しい世界は楽しみだけど、どんな子にだって少しの不安はあります。
少し不安になった時、背中からそっと支えてあげるのがランドセルだと思っています。

入学前に家族みんなでランドセルを選んだワクワクした気持ち。
初めて背負った時の「小学校でがんばるぞ!」という気持ち。

ランドセルは、6年間の成長を背中から見守る存在でありたい。
卒業する時には、ランドセルには“楽しい思い出”が詰まっていてほしい。

そのためには、一人ひとりの子供に寄り添えるランドセルであるべきとフジタは考えています。

デザインも、色も。
もちろん使い勝手も。

子どもち一人ひとりの体と心にフィットする「NICE & COZY」なランドセルを作っています。

初めて手にした時よりも、卒業式の朝の方がもっと好きになった。

子どもたちにそう言ってもらえるような、ランドセルをこれからもフジタは作っていきます。