ランドセルにまつわる雑学!起源や記念日があるのはご存じですか?

ランドセルという言葉は、日本の家庭にとって馴染み深いものです。
お子さまが小学校の門をくぐる際、その背には必ずと言っていいほど、この独特のカバンがあります。

しかし、その起源や歴史については、意外と知られていないものです。
そこで今回は、ランドセルにまつわる起源やお手入れ方法など、ランドセルの雑学をご紹介します。

□ランドセルにまつわる雑学

*ランドセルの起源

ランドセルが日本に伝わったのは、オランダ語の「Ransel」が語源とされる1850~1860年代のことです。
幕府陸軍の装備品として導入されたこの背負いカバンは、当初は布製でした。

しかし、兵士たちの過酷な使用状況に耐えられるよう、やがて耐久性に優れた革製へと進化していきました。
その形状は、軍の携行性の要求から生まれたもので、今に続く独特のデザインの原型となりました。

また、ランドセルが一般の小学生に普及するきっかけは、1887年にさかのぼります。
伊藤博文が大正天皇にランドセルを模したカバンを贈ったことが始まりでした。
当時、教育の場での平等を理念とし、全ての小学生がカバンを背負って登校するようになっていました。
皇太子がランドセルを背負う姿は、多くの人々に影響を与え、やがてランドセルは広く普及することになったのです。

*ランドセルの魅力

ランドセルの形状や素材は時代と共に変化し続けていますが、その根底にあるのは「耐久性」と「携行性」です。
今日においても、ランドセルはその実用性と形状の美しさで、多くの人々に愛され続けています。
そして、ランドセルはただの学用品ではなく、お子さまの成長と共に歩む、大切なパートナーとなっているのです。

□ランドセルの日!その意外な由来とは

*ランドセルの日とは

3月21日が「ランドセルの日」として定められているのをご存知でしょうか。
この日は、ランドセルをミニサイズに加工する職人たちによって制定されました。

しかし、なぜこの日が選ばれたのか、その理由は一見すると不明瞭です。

「ランドセルの日」の由来には、実は数字の遊び心が隠されています。
3月21日の「3」「2」「1」という数字を足すと、小学校の6年間を意味する「6」となります。
このように、お子さまが楽しく記念日を覚えられるような工夫がされているのです。

この日は、ランドセルに感謝をする特別な日とされています。
6年間毎日のように背負い、学校生活を支えてくれたランドセルへの感謝の気持ちを表す日なのです。
これは、特定の学年に限定されることなく、全てのお子さまがランドセルを大切に思うきっかけとなっています。

*ランドセルの日の楽しみ方

ランドセルの日を親子で楽しむ方法はいくつかあります。
例えば、ランドセルを一緒に磨いてピカピカにすることで、感謝の気持ちを形にできます。

また、ランドセルを背負った初めての日の写真を見返すことで、成長を感じられるでしょう。
さらに、卒業後のランドセルの行方を親子で話し合うのも、記念日を意味深いものにする素敵な方法です。

ランドセルの日は、単なる記念日ではなく、お子さまの成長と共にあるランドセルへの感謝を新たにする日です。
この日を通じて、ランドセルがお子さまの学びの旅の大切な一部であることを、改めて認識する機会となるでしょう。

□意外と知らないランドセルのお手入れ方法

ランドセルは、単なる学用品を超えた、お子さまの成長期における信頼できる相棒です。
この信頼の象徴であるランドセルを、日々のお手入れを通じて大切にすることは、お子さまにとっても重要な責任感を育むものとなります。
ここでは、ランドセルのお手入れ方法とその際の注意点を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

1.ランドセルのお手入れ方法と注意点

ランドセルのお手入れにおいては、素材に応じた丁寧なケアが求められます。
革製のランドセルは特に、その耐久性と高級感を損なわないよう、水濡れや汚れには細心の注意を払う必要があります。
万が一、雨に濡れてしまった場合には、慌てずに柔らかい布で水分を優しく拭き取りましょう。

また、日常のお手入れは、ランドセルの寿命を大きく左右します。
定期的なメンテナンスにより、ランドセルはその機能性を長く保ち、常に新品同様の輝きを放ち続けられます。

ほこりや手垢は、見た目の美しさだけでなく、ランドセルの素材を徐々に劣化させる原因となるため、こまめに拭き取ることが推奨されます。
中性洗剤を薄めた水で湿らせた布を使って、優しく拭き掃除をすることで、汚れを効果的に取り除けます。

2.お手入れ方法をお子さまにも理解させることが重要

ランドセルのケアは、お子さまの生活の中での重要な学びの場となり得ます。
お手入れの正しい方法を共に学び、実践することは、物を大切にするという価値観を自然と身につける良い機会です。

また、ランドセルのお手入れを通じて、お子さま自身が自分の持ち物に対する責任感を持てます。

□まとめ

ランドセルは、お子さまの学校生活において、単なる持ち物以上の存在です。
その歴史や文化的背景を知ることで、ランドセルへの愛着はさらに深まるでしょう。

また、ランドセルに関する知識とケアの方法を身につけることは、お子さまの責任感を育みます。
そのため、ぜひお子さまと一緒に実践してみてくださいね。

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