大人の意見はどこまで?我が子のランドセル選び
女の子に人気のカラフルでかわいいランドセル
男の子が夢中になるカッコいいランドセル
大人も納得のおしゃれなランドセル
性別や年代によって、ランドセルの好みは変わって当然です。
近年のランドセルの売上ランキングを見ると、落ち着いたブラウンやキャメルの茶系のランドセルはパパやママからの支持が高いカラーでもあります。
そのほかにも、ランドセル売り場ではかわいらしいピンクよりはダークレッドやワインカラーを、明るいブルーよりも濃紺やインディゴブルーをお子様におすすめしている親御さんをよく見かけます。
「ママはこっちのランドセルの方がカッコいいと思うな」
「こっちのランドセルの方が素敵じゃない?」
ランドセルを選ぶうえで、どこまで大人の意見を通していいのか…
難しい問題ですよね。
派手な色・個性的な色は飽きる?
親御さんがランドセル選びで最も心配していのが色選びです。
派手すぎる色、個性的すぎる色だと近い将来で後悔するのでは…という不安があるようです。
みんなと違う色だと目立っていじめられない?
個性的な色だとはじめはいいけれど、飽きるのが早くない?
そんな心配から、定番色や無難な色に誘導したくなってはいませんか?
また、雑誌やWebなどの情報で
「今はブラウン系がおしゃれらしい」
「落ち着いたダークな色味は知的に見えるらしい」
という人の意見を気にしすぎていませんか?
派手色のランドセルも個性的な色のランドセルも、お子様が自分で気に入って選んだ色なら、これらの心配は杞憂に終わります。
ランドセル売り場やWebショップをご覧ください。
様々な色のランドセルがあるのは、それぞれの色が売れているから。
メーカーも売れない色は作りません!!
「需要があるから作る」
…ということは、親御さんの視点では「派手過ぎる」「個性的すぎる」と思える色のランドセルを背負って登校している子が日本中にいるのです。
確かに地域によって、多い色・少ない色はあるかもしれません。
思っている以上にランドセルはカラフルになっていますよ!
大切にしたいのは子供の意志
「ランドセル選びで悩んでいる」
たくさんの親御さんから、ご相談をいただきます。
最後にお伝えするのは
「ランドセルを最終的に選ぶのはお子様本人に任せてほしい」ということ。
なぜなら、自分で選んだランドセルと誰かが選んだランドセルでは子供たちの愛着の深さが違うからです。
周囲の大人が心配する、派手な色も個性的な色のランドセルも本人にとっては世界一のお気に入りです。
これから先の人生において、自分で考え、自分で選ぶことが大切になってきます。
ずっと親の目が届くわけではありません。
小学校に入学したら、自分で考え、自分で選ぶことが重要になります。
もちろん、そこには責任も伴います。
「自分で選んだことに責任をもつ」というと大げさですが
自分で選んだランドセルは6年間使い続ける
途中でイヤになっても変えられない
と、しっかり伝えれば子供なりに真剣に考えてくれます。
長年、ランドセルを扱っているフジタでも購入後のアンケートでは「ランドセルの色で後悔したことはない」という回答が大半です。
大人が思う以上に、子供たちは真剣に選んでいます。
ランドセルを大切に扱い、6年間使い続けて欲しいと願うならお子様の決定を尊重していただきたいと考えています。
クチコミに惑わされないで!
ランドセルの種類が増え、情報も氾濫する中でランドセル選びをするのは大変です。
実際に購入した方による機能やデザイン、アフターフォローの口コミは参考になります。
一方で注意してほしいのが「背負い心地」についてのクチコミです。
どのメーカーのランドセルもすべての子供に合うわけではありません。
体格や姿勢、歩き方は千差万別。
よその子にぴったりのランドセルでも我が子には合わないかもしれません。
また、その逆もあります。
「背負い心地」についてのクチコミは親御さんが書いているので、実際に使用しているお子様のナマの声そのものでもありません。
「ランドセルの背負い心地」については、クチコミよりも我が子の感想を大切にしてくださいね。
大人の役割は選択肢を示すこと
最終的にランドセルを選ぶのはお子様の意志を尊重していただきたいのですが、大人には大人の役割があります。
それは、お子様に選択肢を示すこと。
お子様はデザインや色などの、外観だけでランドセルを選んでしまいます。
機能性、使いやすさ、アフターフォローの充実度などは、大人のサポートが必要です。
ランドセルの情報を集める
最新カタログを取り寄せる
各メーカーの特徴、メリット・デメリットを知る
…など様々な視点から「これなら安心」というランドセルをお子様に提示してあげられるといいですね。
そして、お子様の決断には
「ママはこっちのランドセルの方がカッコいいと思うな」という誘導ではなく、
「ママもこのランドセルがカッコいいと思う!」と賛成を。
「こっちのランドセルの方が素敵じゃない?」という提案ではなく、
「このランドセル素敵だね!」とお子様の選択を尊重してあげてください。
自分で選ぶ、選んだことに責任を持つ
大好きなパパやママが賛成してくれる
そこには、責任とともにお子様にとって大きな喜びがあります。
大人が先導したくなるのをグッとこらえて、お子様が納得できるランドセルを選んでくださいね。
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