いつまでもピカピカ!ランドセルのお手入れ方法

ランドセルをご購入いただいたお客様から、よく質問をいただくのが「ランドセルのお手入れ方法」です。

最近のランドセルは防水加工や、素材の進化のお陰で汚れやキズに強くなっています。

でも、メーカーとしては「日頃からお手入れしてほしいな」というのが正直なところです。

これからランドセルを購入する方も、今ランドセルをお使いの方にも知ってほしいランドセルのお手入れ方法をご紹介します。

 

防水加工のランドセルでも“水分”は苦手

フジタのランドセルは、人工皮革製はもちろんのこと、天然革製のランドセルにも雨・雪防水加工を施しております。だからといって、濡れたままで放置しておくとランドセルが傷む原因になってしまいます。

 

シーンに合わせたカンタンなお手入れ方法はこちら。

■雨や雪で濡れた時

大雨や雪でランドセルが濡れてしまったら、乾いた布でやさしく水分をふき取ってください。雨の時期は学校についてからランドセルを拭く小さなタオルを持たせてあげるのもいいでしょう。

雨よけのためのレインカバーを使っていても、カバーとランドセルの隙間に水分は忍び込んでいます。カバーを外してランドセルの水分を拭き取ってください。

 

■背あてが汗でしっとり

子どもは体温が高いので、大人よりもずっと汗っかき。特に体が密着する背あての部分は汗をかきやすくなります。

背あてのお手入れも、乾いた布でのお手入れがおすすめです。しかし、汚れが気になる場合は水に濡らした後、かたく絞った布で拭いてください。

拭いた後は、直射日光を避けた風通しのよいところで十分に乾かすのがポイントです。

 

■ランドセルカバーの素材に注意

ランドセルの汚れ防止のために着けているランドセルカバー。

お子さまのランドセルカバーの素材はなんですか?

市販のランドセルカバーに多いのがビニール素材です。水を通さず安心な反面、ランドセルとカバーの間の水分が乾かないというデメリットがあります。

長い時間、水分が乾かないのでかえってランドセルにダメージを与えてしまいます。

ビニール製のランドセルカバーをご利用の場合は、週末にはカバーを外すなどの工夫が必要です。

 

フジタがご購入者にプレゼントしているランドセルカバーは通気性の良いナイロン製。

汚れを防ぎつつも、通気性がよいのでランドセルを傷めにくい素材です。

ランドセルカバーをご利用の際には素材の通気性に配慮が必要です。

 

実はNG!間違ったお手入れ方法

ご紹介しているように、普段のお手入れは乾いた布でさっとふくだけで十分です。

しかし、ランドセルを大事にするあまり間違ったお手入れをされる方も…。

続いては「良かれと思って」がお手入れ逆効果!

間違ったお手入れ方法について。

 

■ウエットティッシュはノンアルコールを!

除菌ができるウエットティッシュでふいたらキレイになるかも…?

ちょっと待ってください!

実は、除菌成分に含まれるアルコールが天然革も人工皮革も苦手です。

せっかくの防水加工を弱めるだけでなく、発色に影響を及ぼす場合もあります。

どうしてもウエットティッシュを使う場合はノンアルコールの製品にしましょう。また、拭き取ったあとはしっかり陰干しもしてくださいね。

 

■防水スプレーや革用クリームは不要

フジタのランドセルのお手入れには、革用の保護クリームや防水スプレーは必要ありません。もともとの防水加工の効果を弱めたり、素材を傷めたりとデメリットの方が多くなります。

乾拭き以外のお手入れをお考えの場合は、事前に各メーカーのお手入れ方法をご確認ください。

 

■ドライヤーで乾かす

ランドセルが雨で濡れたからといって、ドライヤーで乾燥させるのは厳禁!

ドライヤーの高温の熱は革の繊維構造を破壊してしまい、劣化を早める原因になります。

天然革も人工皮革のランドセルも高温はNG!

乾燥させるなら、直射日光を避けた風通しのよい場所で陰干しするのが安心です。

 

■ランドセルの内側を濡らす

汚れるのは、ランドセルの外側だけではありません。毎日使うランドセルは内側にも汚れがついてしまいます。

注意していただきたいのが、鉛筆の汚れ。鉛筆の炭素による黒ずみは、水に濡らすとかえって落ちにくくなってしまいます。

軽いえんぴつ汚れの場合は、キレイな消しゴムで軽くこすってください。

また、ランドセルの内部の底部分には、鉛筆の芯や消しゴムのカスなど細かいゴミもたまってしまいます。定期的にランドセルの中身を空にして逆さにしてゴミを除きましょう。

 

 

基本のお手入れはサッと乾拭きが正解

いかがでしたか?

ランドセルをキレイに保つには、実はシンプルな乾拭きが効果的という結論でしたね。

とにかくランドセルは水分が苦手。防水加工があったとしても、濡れたらサッとふき乾燥させるようにしましょう。

カラっとしたいい天気の週末には、ランドセルカバーを外し、空っぽにしたランドセルを陰干しするだけでも水分と汗の湿気を取り除けます。

特別なお手入れは必要ありませんが、日ごろからカンタンなケアをしてピカピカのランドセルで楽しい小学生生活を送ってくださいね。

 

フジタのお客様相談室では、お手入れに関するご質問も承っています。

思いがけない汚れやキズなど、ご家庭では対処しきれない場合はご遠慮なくご連絡ください。

 

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