ランドセルは軽い方がいい!小学生の本音

 「荷物が重すぎて肩がこる」

 「慢性的な肩こりで頭痛がひどい」

 「腰が痛くて整体院通いをしている」

これらのセリフは、お疲れのサラリーマンのものではありません。

信じられないかもしれませんが、重い荷物に悩む小学生たちのセリフなのです。

すでに小学校に通うお兄さん・お姉さんがいるご家庭ならご存じだと思いますが、「小学生の荷物が重すぎる」問題はかなり深刻です。

 

 

□「ランドセル症候群」が社会問題

     「文部科学省学校保健統一調査-令和元年度(確定値)」より

 

とあるテレビ番組で調査したところ、小学校1年生から3年生の子どものランドセルの重さは、中身を含めて平均4キロでした。

しかも、およそ7割の子どもが3キロ以上のランドセルを背負って、登下校しているといいます。

そんな重いランドセルが原因で、小さな体や心にまで不調をきたす子どもが増えており「ランドセル症候群」と呼ばれ社会問題へ発展しています。

なんと、現代の小学生の3人に1人が「ランドセル症候群」を訴えているとか

子どもがムリなく背負える荷物の重さは、体重の約10%程度

文部科学省学校保健統計調査-令和元年度(確定値)」によると、小学校1年生の平均体重は男子が21.4キログラム、女子が20.9キログラムなので、3キロ以上のランドセルは明らかに重すぎます。

腰痛や肩こり、それによって引き起こされる頭痛などは大人でもツライ症状です。

慢性的な痛みや疲れは心にも影響をおよぼし「重たいランドセルを背負って学校にいくのはイヤだな」と思ってしまうのもうなずけます。

だいじな子どもたちに、そんなツライ思いはさせたくないですよね。

平成30年には、国会でも「教科書の重量化問題に関する質問主意書」が提出されたり、文部科学省が教育現場に是正指示を通達していますが、解決には至っていないのが現状です。

「荷物が軽くならないなら、ランドセルを軽くしないと!」ということで、フジタではランドセルそのものの軽量化に努めてきました。

 

ランドセルも足取りも軽く、楽しく小学校に通ってほしい。

それこそが「子どもの笑顔をつくるランドセル」の使命だと思っています。

今回はそんな「小学生の荷物が重すぎる」問題に対する、フジタのランドセルの工夫についてご紹介します。

 

 

□そもそもなぜ小学生の荷物が重くなったのか?

 

昔に比べ、ランドセル本体そのものは軽くなる傾向にあります。

しかし、小学生の荷物は重くなる一方です。それには複合的な理由がありました。

 

2011年に学習指導要領が改定され、小学生の授業時間数と教科書のページが大幅に増えた

・各教科でドリルや参考教材が増えた

・教室の机やロッカーに荷物を置いて帰るのを禁止する学校が増えた

 

学習指導要領が改定され、学ぶべきことが大幅に増えました。

それに比例して教科書や副教材も増量。

また、熱中症対策として水筒を持参するようになったのも荷物が増えた一因です。

しかもロッカーや机に荷物を置けなくなったことも影響しています。

重たい辞書やかさばる工作の道具も毎回持ち帰るとなると、それはもう大変です。

 

「ランドセル症候群」に対応するべく、文部科学省が「置き勉」(家庭学習で使用しない教材を学校に置いて帰ること)を認める通知を出しています。

しかし、学校によって対応がちがい、まだ全国的に「置き勉」が認められていない状態です。

全て教材がタブレットやノートパソコンに変われば、解決するかもしれません。

しかし移行期にあたる現状では、通常の教材+タブレットorノートパソコンという学校も多く、今のところ荷物は増えてしまっている場合も多いのです。

根本的な解決にはまだまだ時間がかかりそうです。

 

 

□すべてのランドセルをキューブ型に

 

「ランドセルの重さを軽減するにはどうしたらいいか?」

まず、フジタが最初に取り組んだのがランドセルをすべてキューブ型に変更することでした。

従来の「学習院型」とよばれるランドセルは、縫い代が外側にあるので、外寸が大きくなっていました。

 

キューブ型のランドセルは、本体とカブセの部分を内側で縫い付けています。

縫い代のヘリがなくなり、すっきりコンパクトなカタチになりました。

ランドセルそのものはコンパクトにしつつ、A4フラットファイルがらくらく入る大容量です。

「ころんとカワイイ」と評判のキューブ型ランドセルは、デザインや容量のほかに重さを軽減したいという気持ちから完成しました。

 

 

□ハイブリッド素材でより軽く!

 

フジタでは「総天然革」のランドセルを除いたシリーズでは、軽さを追及するためにハイブリッド素材を使用しています。

「牛革の質感がすてきだけど、重いのは子どもがかわいそう」

というお声を聞くことがあります。

しかし、ご覧ください。

フジタの牛革製のランドセルは、”軽い”といわれるクラリーノ製のランドセルとの差はわずか200g!

 

 

・カブセなどの耐久性が求められる部分は牛革

・背あてや肩ベルトには通気性のよい天然牛革

・大マチには丈夫で軽いアーシック(人工皮革)

 

 

 

と、ランドセルのそれぞれの部分に適した素材を使用しています。

大きな面積を占める大マチを軽量化することで、ランドセル全体の重さを軽くすることに成功しました。

 

 

□重さを分散するフジタの『NICECOZYユニット』

荷物が重くても、その重さを分散できれば体感的には軽く感じます。

赤ちゃんだったお子さんをおんぶしていたころを思い出してください。

起きている赤ちゃんは、ピタッと背中にくっついてくれるため、軽く感じますよね。

でも、眠ってしまうと急に重く感じる

それは、ママの背中と赤ちゃんの体が密着する面積が少なくなってしまうから。

ということは、体にフィットするランドセルなら重さを分散できるはず!

そこで考えられたのが『NICE&COZYユニット』です。

フジタのランドセルの肩ベルトには2つの特徴があります。

ひとつは「スーパーXベルト」

正面から見るとアルファベットのXのように体の曲線に合わせてカーブしています。

そして、もうひとつは「下向き肩ベルト」です。

最近は立ち上がり肩ベルトのランドセルも多くありますが、フジタではあえての下向き肩ベルトを選びました。

下に向かって重さが加わることで、ベルトが体に密着しやすくなります。

そして、ベルトにはフジタこだわりの「ふっくら天然牛革」を使用。

肌当たりがよく、一人ひとりの体になじむので、肩ベルトと体の密着度を高めます。

 

ベルトだけではなく、ランドセルの背あての形状にもこだわりました。

子どもの腰にあたる部分を大きく盛り上げた形は、背中から腰のカーブに沿ってぴったりフィット。

肩ベルトと背あてが体に密着して、ランドセルの重さを肩・胸・脇腹・腰・背中で分散します。

これにより「実際の重さより軽く感じる」ランドセルになりました。

手でランドセルを持つより、背負ったときの方が軽く感じるのは『NICE&COZYユニット』のなせるワザなのです。

 

 

□ランドセルは実重量より体感で選ぶ

現在ではどのメーカーもランドセル本体の軽量化をすすめています。

しかし、カタログ上の数字のみでランドセルを選ばないでください!

数字の上では軽くても、実際の体感は体へのフィット感で変わってきます。

カタログの重量では軽くても、背負ったときに体にフィットしていなければ、体感では重く感じてしまうのがランドセル選びの難しいところでもあります。

肩ベルトや背あてにフィットするかは、実物を背負ってお確かめいただくのをオススメしています。

ベルトの位置調整でも背負ったときの重さの体感が変わるので、ランドセルを選ぶときにチェックしてあげてくださいね。

 

実物を確認するには、お店に行く以外に方法がない?

でも、忙しかったり、店舗まで遠かったり、下に小さな弟や妹がいるとお店に行くのが難しいですよね。

そこでご利用いただきたいのが『ランドセル貸出しサービス』

ご自宅まで、ご希望のランドセルをお届けします。

ただいま、受付中ですのでぜひご利用ください。

 

 

 

□子どもの笑顔をつくるランドセルを!

小学生になるお子さんには、お気に入りのランドセルを選んでほしい。

でも、小さなお子さまには機能や使いやすさを自分で判断するのは難しいことです。

色やデザインはお子さまに任せて、そして機能や使いやすさは大人が選ぶことが後悔しないランドセル選びのコツです。

新1年生として、足取り軽く笑顔で小学校に通うには、体に負担のないランドセルが欠かせません。

荷物の重さを軽減する工夫がいっぱいのフジタの「子どもの笑顔をつくるランドセル」をぜひお試しください。

 

 

 

 

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