ランドセルに使われている素材の特徴について解説します！

親御さまの中には、ランドセルを選ぶにあたって素材にこだわりを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ランドセルに用いられている素材は、それぞれで異なった特徴を持っています。
そこで今回は、ランドセルに用いられている素材の特徴について解説します。

□素材の種類とその特徴について

ランドセルに用いられている素材は、大きく分けて2つの種類があります。

1つ目は、人工皮革です。
この革はその名の通り、人によってつくられた素材を指します。
近年はこのタイプの商品を選ぶ方が増えており、ランドセル全体のシェア70％を占めると言われているほど年々人気が高まっています。
ではなぜ人工皮革がこのように高い人気を誇っているのでしょうか。

ここからは、その長所について紹介します。
まずは、耐水性が高いことです。
一般的な素材だと、雨や雪などの水分によっては表面に染みができたり傷んでしまう可能性があります。
しかし、このタイプは耐水性に長けているのでこのようなリスクを減らしてくれます。

そのためメンテナンスの手間が省けるのもこのタイプが人気の理由の1つだと言えるでしょう。

次に、重量が軽いことです。
高学年になるにつれて学校に持って行く荷物の量はさらに増えるので、ランドセルの重量はなるべく軽くしておきたいものですよね。また1年生でも実際にランドセルの重量を測ると、なななんと「4．2kg」もあったケースがあります。

特に月曜日と金曜日のランドセルは重たくなる傾向がございます。そのため、この重量の軽い人工皮革が人気を集めているのです。
家から学校までの道のりが遠い場合でも、軽いランドセルは重宝するでしょう。

最後に、カラーバリュエーションの豊富さです。
お子さまが6年間使うランドセルなので、なるべくお子さまに希望に沿った商品を買ってあげたいですよね。
このタイプは、さまざまな色の商品を展開しているので、お子さまが気に入る色を見つけやすいでしょう。

2つ目は、天然皮革です。
この素材は、馬や牛などの革を用いてつくられています。
このタイプにも特有の魅力がいくつかあります。

まずは、通気性の良さです。
先程紹介した通り、このタイプは動物の皮を用いて作られているので、人間と同様に毛穴が存在します。
そのため、水分を吸収したりはきだしたりしてくれるので、通気性が良いのが特徴です。

次に、肌なじみの良さです。
このタイプは、革の衣服・靴などと同じように使えば使うほど身体になじみます。
その肌なじみの良さから、人工皮革のランドセルの一部にもこの素材が用いられている商品もあります。
また、経年変化を楽しめるのもこの素材の大きな魅力の1つと言えるでしょう。

最後に、耐久性の良さです。
このタイプは身体になじみやすいという特性があるので、伸縮性にも優れており、耐久性能の面でも優秀です。
最近は、ひび割れをしないように加工している商品も増えているので、耐久性にこだわりたい方には非常におすすめです。

□2つの革のメンテナンス方法について

ここまで、2つの革の異なる特徴についてご紹介しました。
ここからは、それぞれの革における適切なメンテナンス方法について紹介します。

人工皮革及び天然皮革のメンテナンス方法はランドセルの場合は同じお手入れにて問題ありません。
ランドセルに使用している素材は、6年間メンテナンスをしなくても良いと言われているほど丈夫なので、メンテナンスにはさほど時間をかけなくても問題はありません。
メンテナンス方法としては雨や雪で濡れてしまった際に、乾いたタオルなどでふき取る程度で構いません。
反対にクリームや防水スプレーを用いてメンテナンスをしてしまうと、型崩れなどの原因につながってしまう可能性があるため注意しましょう。また、濡れたランドセルを乾かすためにドライヤーなどを使うのも変形・変色の恐れがございますので絶対に避けることがおすすめです。
きちんと水分をふき取ってから、日陰で風当たりの良い場所を見つけて乾燥させましょう。

□ランドセル選びをする際の注意点とは

ランドセルを選ぶ際には、素材以外にも気をつけておきたいポイントがあります。
1つ目は、デザインとカラー選びです。
お子さまが希望した派手なデザインやカラーの商品を購入したものの、後になって後悔したと感じる方は多いです。
6年間使用するという前提を忘れずに選ぶようにしましょう。

2つ目は、容量についてです。
最近はA4サイズほどの大きい教科書が多くなってきました。
ランドセルの容量が十分でない場合、高学年になって教科書が増えてきた際に困ってしまう恐れがあるので注意しましょう。

□まとめ

今回は、ランドセルに用いられている革の特徴について解説しました。
ランドセルに用いられている2種類の革にはそれぞれで異なる特徴があるので、ニーズに合う方を選ぶようにしましょう。
ぜひこの記事で紹介したことをランドセルを選ぶ際にお役立てていただければ幸いです。