軽いランドセルが背負いやすいわけではない!ランドセル選びで大切なこととは?
ランドセルは、小さなお子さまが持ち運ぶものなので、「できるだけ軽いものを」とお考えの親御さまは多くいらっしゃいます。
しかし、その素敵な心遣いには、ほとんどの親御さまは気づけない落とし穴があるのです。
この記事では、その落とし穴である軽いランドセルが背負いやすいわけではないことについて解説します。
□軽いランドセルが背負いやすいわけではない?
「軽いランドセルが背負いやすいわけではないってどういうこと?」と思われた親御さまがほとんどでしょう。
分かりやすく説明するために、例を用いて解説していきます。
例えば、普段お買い物に使われるトートバッグを思い浮かべてみてください。
たくさんの食材を詰め込んだ時に、そのトートバッグが重さを軽減してくれていると感じたことはありますか。
恐らく答えはノーでしょう。
トートバッグは何も入っていない状態では軽いですが、荷物を入れた時にはただ重たく感じますよね。
特に身体の負担を軽減してくれているわけでもありません。
話をランドセルに戻しましょう。
軽いランドセルであることは確かに重要です。
しかしそれだけでは、実際に荷物を入れた時には重たく感じてしまいます。
本当に大切なのは、身体の負担を軽減する機能が付いているかという点です。
お子さまの身体を気遣う、親御さまの気持ちが空回りしないためには、ランドセルに身体の負担を軽減する機能が付いている必要があります。
軽いランドセルを探すのではなく、背負いやすいランドセルを探しましょう。
□軽くて背負いやすいランドセルとは
先程「背負いやすいランドセルとは、身体の負担を軽減する機能が付いていること」とご紹介しました。
それでは、身体の負担を軽減する機能とはどのようなものなのでしょうか。
ここでは、3つの機能に分けてご紹介します。
*耐久性
お子さまの肩こりや腰痛を引き起こす原因は、ランドセルの重さよりもランドセルの型崩れが原因であることがほとんどです。
そのため、ランドセルが型崩れしない高い耐久性を持ち合わせていることが、背負いやすいランドセルには欠かせない条件です。
近年は、軽くて大きいランドセルが多く流通していますが、そのようなランドセルを選ぶ際は耐久性がきちんと保たれているかを必ず確認しましょう。
ランドセルが大きくなると、その分必要な部品も厚く頑丈になりますよね。
それを軽くするには、高い技術力が必要なのです。
耐久性を犠牲にし、部品をただ薄くして軽量化している場合もあるので、十分に注意する必要があります。
*肩ベルト
肩ベルトはお子さまがランドセルを背負う際に使用するので、いかにお子さまの身体にフィットしているかが重要です。
肩ベルト形状が、S型形状のランドセルがおすすめです。
S型のランドセルは、肩・胸・脇腹にしっかりフィットし、横ブレを防いでくれるので、身体への負担を軽減してくれます。
*背カン
背カンとは、肩ベルトとランドセル本体を結ぶ器具です。
背カンには固定タイプと動くタイプがありますが、背負いやすいランドセルは動くタイプです。
当社のランドセルも動くタイプを採用しています。
お子さまの動きに合わせて重心を一定に保つので、歩きやすくなるでしょう。
□天然素材の重さは気にしないで大丈夫!
軽さを重視している親御さまは、牛革やコードバンなどの天然素材のランドセルを敬遠しているように感じます。
恐らくその理由は、重たいからでしょう。
実際、牛革やコードバンは、人工皮革のランドセルよりも200グラムから300グラム程度重いという特徴があります。
しかし、これまでにも解説したように、ランドセル自体に背負いやすい機能が備わっていれば、その程度の重さは気にしなくても問題ありません。
さらに、小学生の頃は成長が著しいので、200グラム程の重さはそこまで負担にはならないと考えられます。
そのため、牛革やコードバンが重いからと敬遠する親御さまには、ぜひこの機会に検討してみていただきたいと思います。
牛革やコードバンのランドセルは、非常に耐久性が高く、質の良いランドセルです。
お子さまが卒業した後には、リメイクして楽しむこともできます。
品の良さが段違いである天然素材のランドセルを、重いという理由から敬遠するのは非常にもったいないでしょう。
ランドセルを選ぶ際に大切なのは、身体の負担を軽減する機能が備わった、背負いやすいランドセルを選ぶことです。
これからランドセル選びをする方は、この基準で選ぶことをおすすめします。
□まとめ
今回は、軽いランドセルが背負いやすいわけではないことについて解説しました。
ラン活の際のご参考になれば幸いです。
当社では、背負いやすさを追求したランドセルをご提供しております。
ご興味がありましたら、ぜひカバンのフジタまでサンプルをご請求ください。
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