昔と今のランドセルの違いとは?ランドセルを選ぶポイントもご紹介!
技術は日々進歩し、製品の品質も進化し続けています。
それは、ランドセルも例外ではありません。
そのため、現在のランドセルについて理解していなければ、6年間使うランドセル選びに後悔してしまうかもしれません。
そこで今回は、昔と今のランドセルがどう違うのかについてご紹介します。
□昔と今のランドセルの違い
昔のランドセルよりも今のランドセルは機能性が向上しています。
ランドセル選びの軸も昔と今では異なる部分があるので、ここで昔と今のランドセルの違いについて理解を深めましょう。
*昔のランドセル
・価格
20年前、30年前のランドセルの価格は、3万円から3万5千円程度でした。
種類が少なく価格が横並びであったことから、多くの方にとって価格はランドセル選びの選択肢を大きく左右する要素ではなかったのです。
・色
20年前、30年前は、男の子であればブラック、女の子であればレッドを選ぶのが一般的でした。
当時は今のように多様性が重視されるというよりは、周囲に合わせることを重視される風潮が強かったのです。
そのため、当時のランドセル選びにおいては、まず色がブラックまたはレッドであるという条件を満たしているかがポイントでした。
・サイズ
20年前、30年前のランドセルは、サイズが小さめでした。
当時学校でよく配られていたプリントや教科書のサイズがB5だったことから、ランドセルもB5サイズにつくられていたのです。
・形
20年前、30年前のランドセルの形は、ほぼすべて学習院型でした。
学習院型という名前は、昔学習院で採用されていた通学かばんがランドセルのモデルとなったことに由来しています。
*今のランドセル
・価格
近年のランドセルの価格は6万円から8万円が相場です。
昔よりも価格が倍近く上昇した要因としては、技術の進歩による機能性の向上が挙げられます。
・色
多種多様な色のランドセルが販売されています。
男の子であれば、ブラックだけでなくネイビーやブルー、ブラウンなどが人気で、女子であれば、レッドだけでなくパープルやピンク、ホワイト、水色などが人気です。
・サイズ
近年のランドセルのサイズは大型化しています。
具体的には、A4サイズのファイルや教科書、プリントなどが入るサイズです。
・形
現在も学習院型のランドセルが一般的です。
ただ、その他にもキューブ型や半かぶせ型、横型などが開発されており、選択の幅は昔よりも広がっています。
□ランドセルの平均的な重さ
現代のランドセルの平均的な重さは、約1.3キログラムです。
これは、昔のランドセルの平均的な重さと大きくは変わっていません。
ただし、ランドセルの機能性は昔よりも向上しています。
機能性は背負いやすさにも影響するため、今と昔のランドセルを比較すると、同じ重さでも今のランドセルの方が軽いと感じるかもしれません。
一方で、ランドセル自体の重さはあまり変わらないものの、背負う総重量は昔よりも重くなっています。
教科書で写真やイラストが大量に使用されるようになった結果、教科書のページ数や重量が昔よりも増えたためです。
さらには、学校教育の場でiPadも使用されるようになったことから、普段持ち帰る物の総重量は昔よりも約1キログラム程度重くなったと考えられます。
□ランドセルを選ぶポイント
ランドセル選びを成功させるために、以下の3つのポイントを意識しましょう。
1:耐久性
ランドセルは6年間の中で何度も買いかえられるほど安くはありません。
そのため、購入時から6年間使い続けるつもりでランドセルを選ぶ必要があります。
6年間使い続けられるかどうかはランドセルの耐久性にもよるので、革や底、縫い目などの強度を確認しましょう。
2:サイズ
近年のランドセルはA4サイズになっているものがほとんどですが、その中でもA4クリアファイル対応とA4フラットファイル対応の2種類が存在します。
A4フラットファイル対応の方が少し大きめのサイズとなっており、A4クリアファイル対応のランドセルでは入りきらない荷物も入れられるため、近年人気が上昇しています。
3:背負いやすさ
ランドセルが背負いにくいと、教科書や筆箱などの重量が身体にとって大きな負担になります。
そのため、身体に負荷がかかりにくい背負いやすさを備えたランドセルを選ぶことが、お子さまの成長を考える上で大切です。
身体の特徴は1人1人違うため、背負いやすいと感じるランドセルも1人1人異なります。
そのため、背負いやすさを考慮するうえで軽さに注目するのも大切ですが、背あてや肩ベルトなどのフィット感も重視しましょう。
□まとめ
今回は、昔と今のランドセルの違いやランドセルの平均的な重さ、ランドセルを選ぶ際に見るべきポイントについてご紹介しました。
昔と今のランドセルの見た目はあまり変わっていませんが、値段や種類、性能などは大きく変わっています。
そのため、昔ではなく今のランドセルの常識でお子さまのランドセルを選べるよう、今のランドセルの特徴をしっかりと理解しておきましょう。
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