ランドセルに使用される素材は大きく分けて3種類あります！それぞれの特徴をご紹介！

お子さまにとって一生に一つのランドセル。
素材にもこだわった、できるだけ高品質のアイテムを選んであげたいものですね。
今回は、ランドセルに使用される主な素材を3つ、特徴とともにご紹介します。
難しいイメージのあるランドセルの素材選び。
お子さまにぴったりのランドセルを選べるよう、ぜひご活用ください。

□ランドセルに使用される素材の一つである人工皮革の特徴

近年、人工皮革（クラリーノなど）を使用したランドセルの流通量が非常に多くなっています。
2022年度の調査によると、新規購入者の約35パーセントがクラリーノ素材のランドセルを選んでいます。

クラリーノが人気な理由はメリットがたくさんあるからだといえます。
・3万円台から購入可能
・本革の製品よりも軽い
・お手入れ不要で耐水性に優れている
・型崩れしにくい
・カラーバリエーションが豊富

似た名称の素材で人工皮革がありますが、クラリーノの製造メーカークラレ様と別のものだと考えてください。

人工皮革は傷がついたからといって破れてしまうことはありません。
昔は、人工皮革というと丈夫さや耐久性に欠けると思われていましたが、今の加工技術を使うことで本革と同等の丈夫さや耐久性が実現しています。

また、人工皮革は染色がしやすいことも魅力の一つです。
シルバーやグロス系のカラーなども制作できるため、それぞれのお子さまに合ったカラーを見つけられます。
凝った刺繡も施しやすく、デザイン性に富んだアイテムが多数販売されています。

□ランドセルに使用される素材の一つであるコードバンの特徴

「革のダイヤモンド」と呼ばれるコードバンは馬のお尻の革を指します。
馬1頭から、ランドセルのかぶせ2枚分しかとることのできない希少な素材です。
（かぶせとは、ランドセルを背負ったときに見える一番面積の広い部分のことです。）

コードバンを使用したランドセルの特徴としては、
・強度が高い
・使えば使うほどつやが出る
・重さは平均1500グラム
・高級品（平均9～15万）
このようなポイントが挙げられます。

コードバンは人工皮革と比べると少し重いものが多いですが、加工技術が進歩しているため、教科書1冊分（約200グラム）程度の違いしかないのです。
希少な素材を使用するので、毎年5月～6月には売り切れてしまうモデルが出てきます。
コードバンのランドセルをご希望の際は、早めに目星をつけ、購入を検討されることをおすすめいたします。

コードバンは紳士向けの革製品でも人気の高い素材なので、他の素材に比べ、漂う風格が段違いです。
艶のある滑らかな質感は、使い込むほど味が出てくる唯一無二のアイテムです。
丈夫で耐久性も高いため、ランドセルとして使用した後にランドセルリメイクを考えている皆さまにもおすすめです。
美しい光沢を放つ革製品に生まれ変わることでしょう。

□ランドセルに使用される素材の一つである牛革の特徴

ランドセルの素材といえば牛革だと考える方も多いのではないでしょうか。
昔に比べると流通量は減ってしまいましたが、牛革は今でも人気の素材に違いありません。

牛革のメリット
・高級感のある見た目や感触
・体にフィットする使用感
・優れた耐久性
・革の表情変化が楽しめる（エイジング）

エイジングとは、革の色味や艶の変化を楽しむことです。
丈夫でしなやかな牛革は美しく、育てることで、独特の風合いが出ることが特徴です。

牛革は防水面が気になるという方もいらっしゃると思います。

しかし、最近は撥水性を高めるため表面加工に工夫が施されているアイテムがほとんどです。
したがって、昔に比べてお手入れも随分と楽になっており、6年間きれいに使えるものが多くなっています。

カバンのフジタでは、今回ご紹介した全種類の素材のランドセルを販売しております。
特に、牛革は北米の寒冷地帯で育った牛の表皮のみを使用しており、高品質なアイテムを取り揃えております。
機能性やデザインだけではなく、全種類背負ってみて、身体に合う素材を選んでみても良いですね。
お子さまの一生に一度のランドセルをこだわってみてはいかがでしょうか。
きっと素敵な6年間になると思います。

□まとめ

ランドセルを検討される際に重要な要素である「素材」。
様々なメリット・デメリットがありますが、一言にまとめますと、

人工皮革：値段を抑えられ、お子さまのためにできるだけ軽いものを選びたい
コードバン：強度が高く、気品あふれる最上級ランドセルを選びたい
牛革：抜群の使用感で、経年変化も楽しめるランドセルを選びたい

それぞれ、このようなご希望を持った皆さまにおすすめです。
お子さまにとっても、そして親御さまにとってもこれからたくさんの思い出を詰め込むランドセル。

ぜひ、お気軽にカバンのフジタまでご相談ください。