ランドセルについた油性ペンの消し方！素材別にご紹介

ランドセルはお子さまの成長と共に数々の思い出を刻む貴重なアイテムです。

しかし、その貴重なランドセルに落書きや汚れがついてしまったとき、どう対処すればよいのか頭を抱えるという親御さまも少なくありません。
この記事では、ランドセルの素材や汚れの種類に応じて最適な消去方法について解説します。

□ランドセルについた落書きの消し方とは？種類別に解説！

＊鉛筆での落書き

鉛筆でかかれた落書きは、柔らかめの消しゴムを用いて優しく擦ることで取り除けます。

ただし、ランドセルの表面に傷をつけないよう注意が必要です。
消しゴムを細く削って使用するテクニックもあり、これによりピンポイントでの消去が可能になります。

＊油性ペンの落書き

油性ペンでの落書きには、調理用のサラダ油を綿棒に染み込ませ、落書きに沿って塗る方法が有効です。
油性ペンの油が浮いてくるので、それを拭き取るだけです。
ベンジンや除光液も使用可能ですが、素材によってはランドセルが傷む可能性もあります。

＊口紅と墨汁の特殊ケース

口紅は化粧品であり、クレンジングの力を借りることで消去が可能です。
墨汁は特に厄介で、メーカーでの修繕を視野に入れることも考慮しましょう。

＊メーカーでの修繕を視野に

強くかかれた落書きや広範囲にわたるものは、自宅での対処が難しい場合もあります。
そのような場合は、メーカーでの修繕を検討することも一つの方法です。

◻︎ランドセルについた油性ペンを消す際の注意点

1.早めの対処が肝心

落書きを発見したら、速やかに対処する必要があります。
時間が経つと、インクが繊維に染み込んでしまい、消去が一層困難になります。

2.自己責任での対処

自宅での消去はすべて自己責任となります。
失敗して後悔しないよう、目立たない部分で一度試してから本格的に取り組むことがおすすめです。

3.しっかりと拭き取る

使用した薬剤がランドセルに残ると、後からシミや色褪せを引き起こす可能性があります。
そのため、作業後は乾いた柔らかいタオルでしっかりと拭き取る必要があります。

4.素材に合った薬剤の選定

ランドセルの素材によっては、特定の薬剤が適していない場合もあります。
例えば、人工皮革のランドセルに強い薬剤を使用すると、劣化を招く可能性があります。

5.メーカーでの修繕も選択肢

自宅での対処に不安がある場合、メーカーでの修繕も考慮に入れましょう。
費用や期間は変動する可能性がありますが、確実な方法と言えます。

□ランドセルについたボールペン落書きの消し方

1.消しゴムの活用

消しゴムは、一見すると単純なアイテムに見えますが、その使用方法には多くのバリエーションが存在します。

ボールペンのインクを落とす際には、まず柔らかめの消しゴムを選びましょう。
硬い消しゴムはランドセルの表面を傷つける可能性が高いです。

次に、消しゴムを細く削って、落書きされた部分に対して優しく擦ります。
この際、一方向に擦るよりも円を描くように擦ると、より均一にインクを取り除けます。

ただし、強くこすり過ぎるとランドセルが傷つく可能性がありますので、力加減には注意が必要です。
また、消しゴムのカスが残らないように、作業後は柔らかい布でしっかりと拭き取るのがおすすめです。

2.メラミンスポンジの利用

メラミンスポンジは、その微細な構造で汚れを吸着する力があります。
特に、ボールペンのインクに対しても一定の効果を発揮します。

使用する際は、まずスポンジを水で濡らし、軽く絞った後、落書きの上から優しくこすります。
この際、あまり強く押さえつけると、ランドセルの表面が傷つく可能性がありますので注意が必要です。

また、メラミンスポンジは素材が崩れやすいため、使用後は必ず破片が残っていないか確認し、残っていた場合は取り除く必要があります。

さらに、メラミンスポンジで完全に落とせなかった場合、次に試す手段としては、専用のインク落とし液を使用する方法もあります。

しかし、これにはランドセルの素材による制限があるため、事前に確認が必要です。

3.専用のインク落とし液

もし消しゴムやメラミンスポンジで落とせなかった場合、専用のインク落とし液を使用する方法もあります。
この液体は、多くの場合、アルコールや他の溶剤が含まれており、強力にインクを溶かす力があります。

しかし、この手法はランドセルの素材によっては使用できない場合もあります。
例えば、人工皮革や特定の繊維には適していない場合があるので、必ず事前に製品の説明や注意書きを読んでから使用してください。

また、液体が周囲に飛び散らないように、作業する場所や姿勢にも注意が必要です。
この液体は揮発性が高い場合が多いため、換気をしっかりと行い、安全に作業を行いましょう。

□まとめ

ランドセルの落書きや汚れは、多くの親御さまにとって頭の痛い問題です。

しかし、この記事で紹介した方法を用いれば、安全かつ効率的に落書きを消去できます。
何よりも大切なのは、早めの対処と適切な方法の選択です。
貴重なランドセルを長持ちさせ、お子さまの学校生活をより豊かにしましょう。