賛否両論!ランドセルのお下がり問題を徹底解説します

お洋服やおもちゃなど、兄や姉のものを弟妹が使うお下がりですが、ランドセルはどうでしょうか。
ランドセルをお下がりにすることの是非は、人によってかなり意見が分かれる問題だと思います。
今回は実際の体験談も交えつつ、賛否両論あるランドセルのお下がり問題について一緒に考えていきましょう。

 

□ランドセルのお下がりはナシ?反対派の体験談

 

まずは、実際にランドセルがお下がりだったという方の意見の中から反対派のものを挙げてご紹介します。

 

*自分だけピカピカのランドセルじゃなくて恥ずかしかった

 

高級でもったいないからと、いとこや親せきからお下がりにもらったランドセルを使っていて、恥ずかしかったという意見です。
どれだけ丁寧に扱った状態の良いランドセルでも、新品のランドセルと並べば違いは際立って見えてしまいます。
周りの大多数がピカピカの新品ランドセルで登校する中、お下がりのランドセルで並んで歩かなければならなかった思い出は鮮明に残っているそうです。
子どものころの思い出は意外といつまでも忘れないものですから、なるべくいい思い出を残させてあげたいですよね。

 

*いじめに発展した

 

本人が恥ずかしく思っている新品とお下がりの違いも、1~2年すれば気にならなくなることがほとんどです。
ただしこのように、ランドセルがお下がりだということだけでいじめに発展したケースもまれにあります。
子どもは思ったよりも狭い世界で生きているので、少しの違いがいじめの原因になり得るのです。
お子さま本人が何も悪いことをしていなくても、からかわれていじめられてしまえばお子さまの心には深い傷が残ってしまうでしょう。

 

*かわいそうに見えてしまう

 

2人で使うためにと始めから決めて購入していたとしても、新品が使える上の子とお下がりの下の子ではかなりの差が生まれてしまいます。
そしてそれらはご近所さんなど周りの方も見ており、かわいそうに見えてしまうこともあります。
使う本人や家族が気にしていなくても、お下がりのランドセルに偏見をもっている人が一定数いるということですね。
世間の目を気にするタイプの人にはおすすめできません。

 

□お下がりにするか悩んだらこのポイントを考えよう!

 

ここまでお下がりに否定的な体験談をご紹介しましたが、各ご家庭の事情からどうしてもお下がりを検討しているという方ももちろんいらっしゃるでしょう。
お子さまのランドセルをお下がりにすることに悩んだら、考えておきたいポイントをご紹介します。

 

1つ目は、経済的な理由です。
ランドセルは大きな買い物ですので、どうしても家計的に余裕がなくお下がりを検討しなければならないという場合もあるかと思います。
無理をして生活が成り立たなくなってしまってはいけませんので慎重に検討すべきポイントですが、ここで重要なのはお子さまとの打ち合わせです。
お下がりにするかどうかはしっかりとお子さまとお話をした上で決めましょう。

 

2つ目は、ランドセルの状態です。
チェックすべきポイントは、大きさの規格と肩ベルト等経年劣化しやすい箇所の状態です。
古いモデルで現在の規格と大幅に違った場合、教科書やファイルが入らない恐れがありますので確認が必要です。
さらに一部でも破損したり傷が付いたりしているランドセルは見た目・機能性の面からもお下がりに向きません。

 

3つ目は、お住まいの地域の地域性です。
実は地域によっては、ランドセルを使うのは入学してから1~2年でその後はリュックで登下校するという場合もあります。
1~2年しか使っていないランドセルで、自身も1~2年しか使わないとなるとお下がりのハードルも下がりますよね。
お住まいの学区のランドセル事情を事前にリサーチしておきましょう。

 

□お下がりにすると決めたらこれだけは知っておこう

 

検討の末お下がりにすると決めた場合、親御さまに知っておいてほしいことを以下の3つに分けてお伝えします。

・お下がりのランドセルを使うお子さまはかなり少ない
・お下がりのランドセルはかわいそうというイメージは根強い
・いくら丁寧に使っていても6年間分の劣化は確実にある

 

地域差もあるでしょうが、お下がりのランドセルを使っているお子さまはかなり少数派だと言えます。
悪目立ちしてしまう可能性は否めません。

さらに、親御さまやお子さまご自身が気にしていなくても、同情の目で見る大人は確実にいます。
それくらい「お下がりのランドセル=かわいそう」というイメージは根強く残っています。

 

そして一番重要なのは、どんなに丁寧に使っても6年分の劣化は避けられないという点です。
見た目がきれいでも、その後使っていく中で不具合が生じる可能性は新品に比べ確実に高いと言えるでしょう。

 

□まとめ

 

ランドセルのお下がりはかなり難しい問題です。
実際の体験談や地域によって違うランドセル事情を知って、意見が変わったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
様々な問題からどうしてもお下がりにしなければならない場合は、必ずお子さまと話し合って納得いく判断をしましょう。

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