背負いやすいランドセルの特徴とは？背あてや背カンについてもご紹介！

お子さまにとっての重要な6年間を共にするランドセル。
親御さまがランドセルを選ぶ際は、いかに背負いやすいかを考える必要があります。
実は、ランドセルが軽いからといって、背負いやすいわけではないのです。
そこで、今回は背負いやすいランドセルの特徴についてご紹介します。

□背負いやすいランドセルの特徴とは？

ランドセルの背負いやすさを左右するポイントをご紹介します。

1：ランドセルの強度について
ランドセルの強度は、ランドセルの背負いやすさに大きく関係します。

まずは耐久性についてです。
耐久性の高いランドセルは型崩れしにくくなります。
型崩れのしにくいランドセルは、背負いやすいランドセルの指標の1つです。
また、ランドセルの上部の開口部に変形を防止する補強剤（樹脂）があるとより良いです。
ランドセルの開口部がどのくらい歪むか、あるいは反発するかをチェックしてみましょう。

続いて、収容量についてです。
収容量の多いランドセルは、収容量が多い分耐久性が損なわれ、型崩れしやすくなる恐れがあるため、耐久性が低いものもあります。
背負いやすいランドセルを選ぶ際は、カタログの内部構造を確認しましょう。
「押圧試験」や「耐荷重試験」などのデータを参考にするのがおすすめです。

2：背あてについて
ランドセルの背負いやすさは、背あての質によっても大きく左右されます。
6年間お子さまの背中を支える部分なので、背あてはランドセル選びで重要なポイントです。
背あての質を見分けるポイントは大きく分けて、背あての色、背あての汚れ、背あての素材、通気性の4つです。

3：背カンについて
背カンとは、ランドセルの本体と肩ベルトを結ぶ部分のことです。
背カンが動くランドセルは背負いやすいランドセルです。
背カンが動くことによってランドセルの着脱が容易になる上に、背中の中心にランドセルがフィットしやすくなります。

□ランドセルの背あてで考慮すべきポイントとは？

ランドセルの背あての特徴と購入時に気を付ける点についてご紹介します。

＊背あての色

ランドセルの背あての色は白がメジャーですが、男の子用のランドセルには黒、赤、緑のような色の背あても人気です。
背あてに色があるランドセルは「色が統一される」「オシャレでかっこいい」「汚れが目立ちづらい」などのメリットがあります。

＊背あての汚れ

背あてはランドセルの内側にあるので、背負っているときはあまり見えません。
したがって、背あての汚れは気にする必要はありません。
6年間使ったとしても、少し黒ずんだり黄ばんだりする程度です。
どうしても気になる場合は、中性洗剤をつけたタオルで拭くと簡単に汚れを落とせます。

＊背あての素材

ランドセルの背あてに使われる主な素材は「コートバン」「天然牛革」「人工皮革」の3つです。
また、これらの素材はお子さまの体型に柔軟に対応することに加え、乾きやすい素材です。
中でも天然牛革は使い込むほど伸び、馴染んでいく性能があるため、特に背負いやすさに優れています。
お子さまに直接触れる面積が一番大きい背あてだからこそ、どのような素材が使われているかは非常に重要なポイントです。

＊背あての通気性

背あての通気性を良くするために、凹凸のあるデザインをはじめ、蒸れにくさ、吸放湿性能、蒸れを防ぐ機能などが備えられています。
天然素材を用いたランドセルでは、夏は蒸れにくく、冬は暖かく快適になるので背負いやすいです。
たくさん動き回り汗をかくお子さまにとって、通気性が良いかどうかは背あてを選ぶ際の重要なポイントの1つです。

□ランドセルの背カンの種類と特徴

背カンとは、ランドセルの本体と肩ベルトを結ぶ部分のことです。
背負いやすいランドセルを選ぶ際は、背カンにも注目することが重要です。

背カンの動きには「固定されている」ものと「左右に動く」ものがあります。
固定されている背カンは昔からあるもので、肩ベルトが上下には動くものの、左右には動きません。
一方で、壊れにくいというメリットもあります。
最近では固定されている背カンを採用しているランドセルは少なく、一部の老舗メーカーのみが採用しています。

左右に動く背カンについては、左右同時に動くものと別々に動くものがあります。
左右同時及び別々に動く背カンでは可動域が固定されている背カンより広いため、ランドセルを楽に背負えます。
ランドセルの着脱が容易になるほか、背中の中心にランドセルがフィットしやすくなるのです。

□まとめ

今回は、背負いやすいランドセルの特徴をご紹介しました。
背負いやすさはランドセルの強度、背あて、背カンによって大きく左右されます。
ランドセルの強度は型崩れのしにくさを担保するための耐久性と収容量について、背あては色、汚れ、素材、通気性について重視して見てみましょう。
背カンは固定されている背カンか、左右に動く背カンかどうかを確認することが大切です。

ランドセルの購入でお悩みの方は、カバンのフジタまでお気軽にご連絡ください。