背負いやすいランドセルの共通点とは?詳しく解説します!

お子さまが小学生に上がるタイミングでランドセルの購入を考えている方は、お子さまの好きなデザインのものを購入してあげたいと思います。
ただ、デザインだけでなく、ランドセルの背負いやすさについても考慮することが大切です。
お子さまには毎日の登下校で重いランドセルを背負う辛い思いをしてほしくないものです。
そこで今回は、背負いやすいランドセルの特徴と誤解しやすい「ランドセル症候群」をご紹介します。
 
 
背負いやすいランドセルの特徴は、体にフィットしやすいこと・クッション性を有していること・通気性を有していることです。
この三点が備わっているかどうかを判断できるランドセルの部分を二つご紹介します。
 
一つ目は、「背カン」です。
背カンは肩ベルトとランドセル本体を繋ぐ重要な部分で、この部分は体にフィットしやすいかに関わってきます。
 
背カンには、固定されて動かないタイプと左右に開くタイプがあります。
固定されたタイプは、ランドセルが壊れにくいですが、学年が上がり体が成長するとともにランドセルとフィットしづらくなります。
左右に開くタイプは、お子さまの体格に合わせて背カンが動くのでフィット感が高いのです。
一方で、動く部分の金属が破損する恐れや、背カンが動くことで髪が挟まる恐れがあります。
どちらのタイプにもメリットとデメリットがありますが、小学生は成長が早いことを考えると、左右に動くタイプの背カンが現在の主流として人気があります。
 
二つ目は、「肩ベルト」です。
肩ベルトは、背負いやすさやクッション性と通気性に関わってきます。
肩ベルトには、ストレート型・S字型・X字型の三種類があります。
どのタイプに合うかはお子さまの体格によりますので、試着してみて選ぶことをおすすめします。
また、素材によってクッション性と通気性が高いものや低いものがありますので、ランドセル自体の素材にも要チェックです。
 

□勘違いしているかも!?「ランドセル症候群」を正しく理解しよう!

 
インターネットでランドセルを探している時に「ランドセル症候群」の文字がたまたま目に入ってきたり、ママ友の間でランドセルを探している時の話題に出たりしませんか。
 
「ランドセル症候群」と聞いて、ランドセル自体の重さが原因で小学生の成長期の間に骨格が歪むことだと思っていませんか。
ランドセルが重いのなら、軽いリュックをお子さまの通学カバンにしてあげたいと思っている方は、「ランドセル症候群」の正しい原因を理解する必要があります。
 
実は、「ランドセル症候群」はランドセルが原因ではありません。
近年の授業で、使用する教材が重くなったことや補助教材が増えたこと、さらにはタブレット端末を持ち帰る機会が増えたことが原因とされています。
 
ランドセル自体はリュックと比べると確かに重たいですが、機能面ではランドセルの方が圧倒的に優れています。
例えば、学習教材は固くて重たいものが多いので、耐久性が高く、肩に負担がかからないランドセルの方が適していることがわかります。
さらに、学習教材だけでなく水筒や体操服を入れる袋を収納できるように作られているので、荷物を整理しやすいのです。
 
お子さまの体に負担がかからないように軽いリュックにしてあげたいと思うことは、逆効果の可能性があるのでご注意ください。
ただし、背負うものは軽く感じる方がいいので、背負いやすくフィットしやすいランドセルを選んであげることをおすすめします。
 

□ランドセルをなるべく軽くするコツとは?

 
お子さまの体にフィットするランドセルを選んでも、荷物が重たいと体に負担がかかります。
ランドセルに荷物を入れた場合の平均的な重さは、約6キログラムにも達します。
そこで、ランドセルの重さを感じにくくする中身の入れ方を解説します。
 
ランドセルの収納場所は、教科書を入れる大マチ、筆箱や手袋などを入れる小マチ、家の鍵やハンカチなどを入れる前ポケットがあります。
小学生は体が小さいため、荷物を入れる時は重心を意識することでランドセルを背負いやすくできます。
そのため、一番荷物が入る大マチには、背中側に重たい教科書を入れたり、その上に他の荷物を乗せたりすることで重さを感じにくくなります。
小マチや前ポケットには、筆箱や本、家の鍵などの軽い小物を入れることで背中側に重心が傾けられますね。
 
普段は体操服を入れる袋を手で持って登下校するお子さまもいらっしゃいますが、学年が上がる時に絵の具バッグや習字道具を持って登下校しなければいけません。
そのときに、ランドセルのサイドにあるフックを使用しましょう。
フックを使用する時は両サイドに荷物をかけることで、左右のバランスが傾かずに重さを感じにくくできます。
お子さまが初めてランドセルを使う時や、荷物が重くて体の不調を訴えてきた時に、荷物の入れ方を教えてあげましょう。
 

□まとめ

 
今回は、背負いやすいランドセルの特徴と、正しい「ランドセル症候群」について紹介しました。
六年間使用するランドセルは、お子さまの気に入ったデザインだけで選ばず、お子さまの成長を考えて選ぶことを手伝ってあげることをおすすめします。
本記事の情報を参考にして、重たく感じにくいランドセルを手に入れてください。
また、背負いやすいランドセルをお探しの方はカバンのフジタまでご相談ください。

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