背負いやすいランドセルかどうかをチェックするポイントをご紹介!
お子さまたちが毎日背負うランドセルは、通学の負担に直結するため、重要な役割を果たします。
ランドセル選びにおいては、単に軽さを追求するだけではなく、耐久性や背負いやすさも重要な要素です。
この記事では、お子さまの体への負担を最小限に抑えたいとお考えの方へ向けて、背負いやすいランドセルについて解説していきます。
□ランドセルは軽さだけが重要ではない理由
ランドセルの選び方において、多くの親御さまが重視するのはその軽さです。
「軽いランドセルなら背負うのも楽だろう」「軽いランドセルでおすすめはどれだろう」と、軽さだけに注目してランドセル選びをしていませんか。
しかし、ランドセル選びにおいて、軽さだけが全てではありません。
軽さ以外のランドセル選びにおける重要なポイントを以下にご紹介します。
1.耐久性
ランドセルは、少なくとも小学校6年間は使用されるため、耐久性は非常に重要です。
特に、ランドセルの背カン(本体と肩ベルトをつなぐ金具)は壊れやすい部分であり、この部分の強度がランドセル全体の耐久性を左右します。
2.背負いやすさ
ランドセルがいくら軽くても、背負いにくければお子さまの体に負担をかけることになります。
軽ければ背負いやすいというわけではありません。
重要なのは、ランドセルがお子さまの体にフィットし、重さが均等に分散されることです。
体にフィットするランドセルを選べば、多少重たいランドセルだとしても全体的に軽く感じられるようになります。
軽いものは壊れやすいという側面もあります。
ランドセルを選ぶ際は、軽さではなく、背負いやすさに注意するべきです。
□背負いやすいランドセルのポイント
先ほどは、ランドセルの背負いやすさが重要だと解説しました。
では、背負いやすいランドセルはどういったものなのでしょうか。
*1.強度設計
ランドセルの型崩れは、背負い心地に直接影響を与えます。
実は、小学生の肩こり・腰痛問題は、「重さ」より「型崩れ」と関係が深いとされています。
特に、大マチの開口部は型崩れしやすい箇所であり、ここに補強材があるかどうかが重要です。
強度を調べる際は、ランドセルの大マチ開口部へ力を加え、歪み具合や反発力を確認してみましょう。
*2.肩ベルト
肩ベルトはランドセルの快適性に大きく影響します。
立体的に立ち上がる肩ベルトはお子さまの肩にフィットしやすく、荷物が重くなっても快適です。
立ち上がらない肩ベルトでも、使い込んでいくうちに自然に肩になじんだカーブをつくるようになっています。
このように、肩ベルトの立ち上がりにはそれぞれ優劣は存在しません。
お子さまが背負いやすいものを選んであげましょう。
また、低学年のお子さまには体に寄り添うS型やX型の肩ベルトが適していますが、高学年になるとストレート型が自然に背負えるようになります。
さらに、背あての素材や厚み、耐圧分散、通気性もチェックすることが重要です。
小学生のお子さまは成長が早く、1年間で身長が6cm伸びることも珍しくありません。
そのため、ランドセルの肩ベルトは定期的に調整する必要があります。
適切な肩ベルトの長さは、ランドセルトップが肩と同じ高さになり、背中とランドセルの間の隙間が少ない状態です。
肩ベルトが短すぎると窮屈に感じ、長すぎると猫背になりやすいため、適切な長さに調整するようにしましょう。
□背カンもランドセルの背負いやすさを左右する
ランドセルの背カンも、肩ベルトや強度と並んで背負いやすさに大きな影響を与える部分です。
まずは、背カンの種類と特徴から理解しましょう。
1.背カンの種類
背カンは、ランドセル「本体」と「肩ベルト」を繋ぐパーツのことです。
背カンには主に「固定背カン」と「左右に開く背カン」の2種類があります。
固定背カンは肩ベルトが左右に動かないため、体の成長に合わせて調整が難しい場合があります。
成長するにつれて窮屈に感じられる場面もあるでしょう。
可動部分が少なく、構造がシンプルになり壊れにくいのはメリットです。
一方、左右に開く背カンは、体格に合わせて背カンが開くため、どんな体型のお子さまにもフィットしやすく、背負った際の快適さを向上させます。
現在主流となっているのは、後者の「左右に開く背カン」です。
2.背カンの重要性
背カンはランドセルと体の密着度を高め、荷重を分散させる役割を果たします。
適切な背カンを選ぶことで、ランドセルが体にぴったりとフィットし、長時間背負っても疲れにくくなります。
このように、背カンはランドセルの背負いやすさに直結する要素なのです。
□まとめ
お子さまの背負いやすさを考えたランドセル選びをする場合、単に軽さだけではなく、耐久性、背負い心地、背カンの種類など、多くの要素を考慮する必要があります。
お子さまの意見を取り入れながら、これらの要素を決定していくことが大切です。
背負いやすいランドセルは、毎日の登下校における心強い味方になってくれるでしょう。
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